特定建築物定期調査報告

特定建築物定期調査・報告とは

 建築基準法では、(1)特定建築物、(2)防火設備、(3)昇降機、遊戯施設、(4)特定建築物に設ける建築設備、について、その所有者・管理者が、安全を確保するため、専門技術者に定期的に調査・検査をさせて、その結果を特定行政庁に報告することが定められています。これが定期報告制度と呼ばれるもので、建築物の健康診断です。
以下では、この定期報告制度のうち、(1)特定建築物の定期調査・報告に関して紹介いたします。定期調査・報告を行った建築物には、地域により定期調査報告マークを用いた報告済証が表示されます。

あなたの建物は安全ですか

  1. ・火災が起きたときに、安全に逃げられる廊下、階段、出入り口などが不足していることはないですか。
  2. ・増改築や模様替えおよび用途変更をして、安全性が損なわれているようなことはないですか。
  3. ・安全のために設けられた非常口の扉などが、錆びついたりしてその役目をはたせなくなっているようなことはないですか。
  4. ・避難のための通路、階段などが、いざという時確実に使用できるようになっていますか。
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定期調査・報告の内容

  1. (1)地盤、周囲の地形、擁壁、避難通路など敷地の状況についての調査
  2. (2)基礎、土台、柱、梁、壁、床、外壁、広告塔、看板など構造体や落下危険物の状況についての調査
  3. (3)外壁の防火構造、防火区画、防火戸、内装材料廊下、通路、階段、扉、出入り口、排煙口、バルコニー、屋外通路、非常用進入口など、耐火構造・避難施設等の状況についての調査
  4. (4)採光、換気設備の設置などの状況についての調査
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定期報告の相談窓口

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相談窓口を知りたい人はこちらをクリックしてください。


資格者の方へ

■特定建築物定期調査業務基準(2016年改訂版)について
(平成28年6月1日建築基準法施行分)

1.背景
 建築物の定期調査報告に関する調査項目、調査の方法及び判定基準は、平成20年国土交通省告示第282号で定められていますが、平成28年6月1日にこの告示の一部を改正する告示が施行されました(平成28年国土交通省告示第703号)。
これに伴い、定期調査報告のマニュアルである「特定建築物定期調査業務基準(2016年改訂版)」を発行しました。

2.改訂のポイント
 上記告示及び「建築基準法の一部を改正する法律等の施行について」(技術的助言)(平成28年6月1日国住指第669号)に基づき、改訂をしました。
特に「防火設備」に関して火災時において確実に作動させるための適切な維持保全を図
る必要があるという観点から、より専門性の高い検査体制を確保するための手段として、連動機構を有するいわゆる「随時閉鎖式」の防火設備について「防火設備定期検査」制度が創設されました。これに伴い、「随時閉鎖式」防火設備の調査項目等が変更となっています。

「特定建築物定期調査業務基準」(2016年改訂版)
建築基準法第12条第1項に基づく定期調査・報告を行うための手引書。平成28年6月1日に施行された建築基準法施行規則および国土交通省告示改正に基づき編集したもの

平成28年9月20日発売
体裁:A4版343頁
価格:1冊5,400円(情報交流申込者特価4,860円)(税込み)

目次抜粋

第1編 特定建築物定期調査業務基準
1.定期調査・報告制度の趣旨
2.定期調査業務の流れ
3.予備調査
4.調査計画及び調査経路の確定と契約
5.資料のチェック・整備
6.調査実施
7.調査結果のまとめと依頼者への報告
8.次回のための資料整備
9.特定行政庁への報告

第2編 法定調査項目解説
0.ヒアリング
1.敷地及び地盤
2.建築物の外部
3.屋上及び屋根
4.建築物の内部
5.避難施設等
6.その他

第3編 任意調査項目解説

1.敷地及び地盤
2.建築物の外部
3.屋上及び屋根
4.建築物の内部
5.避難施設等
6.その他

第4編 参考資料

問い合わせ先

一般財団法人 日本建築防災協会 業務開発部
〒105-0001 東京都港区虎ノ門2-3-20 虎ノ門YHKビル3階
TEL 03-5512-6453
FAX 03-5512-6455
e-mail:お問い合わせ


調査資格者を目指す方へ
 百貨店、ホテル、映画館など政令又は特定行政庁が指定した特定建築物については、建築基準法第12条第1項により定期に調査をして特定行政庁へ報告することが義務付けられています。この調査業務を行うのが「特定建築物調査員」です。この資格者は建築基準法第12条第2項に基づく国等の公共建築物の定期点検も行うことができます。
 是非この講習を受講し、特定建築物調査員となりましょう。

 特定建築物調査員講習についての詳細は こちら をご覧ください。