特集「天井の耐震改修」

No. 462 2016/7月号

特集「天井の耐震改修」

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◆防災随想

◇新たな定期報告制度に期待する/中島修一 (SDファシリティーズ株式会社)(1ページ)

◆特集「天井の耐震改修」

◇天井の耐震改修のこれから/清家剛(東京大学大学院新領域創成科学研究科 准教授)(3ページ)

 地震時の大空間の天井被害とその耐震化の必要性は、以前から言われてきた。例えば平成7(1995)年の阪神・淡路大震災においても多数の天井被害が報告されている。また、平成13(2001)年の芸予地震の被害を契機に、その後の地震被害も含めて国土交通省住宅局建築指導課長による3度の技術的助言(平成13(2001)年6月1日「芸予地震被害調査報告の送付について(技術的助言)」、平成15(2003)年10月15日「大規模空間を持つ建築物の天井の崩落対策について(技術的助言)」、平成17(2005)年8月26日「地震時における天井の崩落対策の徹底について(技術的助言)」)が発せられてきた。とくに2005年8月の宮城県沖地震により20名以上の方々がプールの天井落下でけがをするという人的被害があったにもかかわらず、これらの技術的助言が具体的に天井設計に影響を与えることは少なかった。その後の平成19(2007)年能登半島地震などでも多数の天井脱落被害が発したが、状況は変化しなかったといえる。

◇「天井の耐震改修事例集」の解説 その1~耐震改修の方法~/塩入徹(日本耐震天井施工協同組合(JACCA)技術委員長)(32ページ)

 2016年4月14日、熊本で震度7を観測する地震が発生し、多くの天井が落下した。本地震で被災された方々にあらためて弔意を表するとともに、業界の関係者の方々には既存建物の天井の耐震化について今一度ご検討願いたい。

 2016年3月、国土交通省住宅局監修による「天井の耐震改修事例集」が一般社団法人建築性能基準推進協会より発行された。(編集協力:国土交通大臣指定耐震改修支援センター/一般財団法人日本建築防災協会)

 掲載された23件の天井改修の実施事例の中から数件の改修方法(カテゴリ)をピックアップし、2号に分けて解説する。

1-1 天井の耐震改修事例

  改修方法:直天井化

  加賀市立山中小学校体育館

1-2 天井の耐震改修事例

  改修方法:耐震天井新設

  総合研究大学院大学講堂

1-3 天井の耐震改修事例

  改修方法:耐震天井新設

  兵庫教育大学 教育子午線ホール

1-4 天井の耐震改修事例

  改修方法:軽量柔軟な天井新設

  東京学芸大学附属小金井小学校体育館

1-5 天井の耐震改修事例

  改修方法:軽量柔軟な天井新設

  沼津市立原中学校屋内運動場内武道場

1-6 天井の耐震改修事例

  改修方法:天井を建物と一体化

  加賀市立橋立中学校体育館

 

 

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