特集「建築災害調査体験記 その3」
特集「タイル張り仕上げ外壁の診断と改修事例 その2」

月刊「建築防災」
No. 398 2011/3月号
特集「建築災害調査体験記 その3」
特集「タイル張り仕上げ外壁の診断と改修事例 その2」
 
※執筆者名の後の( )内の数字はその記事のページ数を表す。
 
◆防災随想
◇木造住宅密集地域の防災都市づくり/中山 衛(東京都都市整備局防災都市づくり課長)(1ページ)

 
◆特集「建築災害調査体験記 その3」
◇ホテル大東館火災について/須川修身(諏訪東京理科大学システム工学部 兼)東京理科大学総合研究所火災科学研究センター 教授)(7ページ)

 このホテル火災は多くの犠牲者が出たため火災後に綿密な調査が行われた。その調査も含めて紹介する。また、二層ゾーンモデルを実火災解析に試みた初期の事案でもある。
 
◇特別養護老人ホーム松寿園火災(1987年)調査に参加して/沖塩荘一郎、塚田幹夫(東京理科大学)(5ページ)
 火災後、警視庁科学捜査研究所より東京理科大学火災科学研究所に本火災に関する鑑定依頼があった。筆者らは、当時東京理科大学工学部建築学科教員の立場で、この鑑定への協力を依頼された。筆者らの役割は、警察が本火災時に宿泊していた生存入居者43名、2名の寮母、消火・救助活動に参加した消防隊員その他火災を知り駆けつけた関係者や救助に関わった近所の人などから聴取した調書をもとに、火災の時刻推移を調べることであった。
 
◇ロサンゼルス超高層ビル火災の調査に参加して/濱田信義(濱田防災計画研究室)(4ページ)
 1988年5月に起きたロサンゼルス超高層ビル火災現地調査団に参加しました。そのときのメモや手帳をひっぱり出し、当時のことを思い出しながら、本誌の特集記事(1988年10月号、および11月号)や正式の報告書などには書かれることがなかった諸々について、私的なことも含めて日を追って記してみました。何しろ今から22年前のことですから中には記憶違いや事実誤認もあるかもしれませんが、関係の方々にはご容赦いただきたいと思います。
 
◇白浜温泉ホテル天山閣火災の調査手記/原田和典(京都大学工学研究科教授・工博)(4ページ)
 白浜温泉ホテル天山閣火災は、12,600平米を焼損するという史上2番目の規模の旅館火災で、マスコミ等でも大きく取り上げられた特異な火災であった。火災の概要については、既出の文献1-4)に報告がある。
 
◇1993年WTC爆破事件調査体験記/吉田克之((株)竹中工務店設計本部)(4ページ)
 ニューヨークのワールドトレードセンター(WTC)が、2001年の同時多発テロによって消滅してしまってから10年が経過した今日、同ビルで1993年に発生した爆弾テロ事件について語ることにはむなしい思いもある反面、この事件の調査を通じて得られた知識には、これからの大規模複合ビルのありかたに参考となる事柄もあった。この時の調査についてはすでに本誌1993年9月号の特集記事の一部として報告しているので、今回はこのシリーズの企画の趣旨に沿って、調査に参加した際の個人的な印象を中心に体験記としてまとめた。
 
◇若喜旅館本館の火災について/須川修身(諏訪東京理科大学システム工学部 兼)東京理科大学総合研究所火災科学研究センター 教授)(6ページ)
 若喜旅館本館(福島県福島市飯坂町字十網町32番地の5)は、福島交通飯坂温泉駅から北へ約100m生活道路を上った摺上川の西側斜面に建っていた。建物は南から、鉄骨モルタル造4階建て新々館(経営者宅を含む:火災には包含されていない)、木造4階建て本館、そして鉄筋コンクリート造8階建ての新館(昭和38年建立)からなり、客室数51、収容人数約200名の規模であった。写真1に見る新館は、当初8階建であったが屋上に増設して9階建てとしていた。いずれの建物も西側は道路に、東側は摺上川に面しており、細長い川沿いの傾斜地に建てられていた。そのため、各館の玄関は道路からの出入りで見れば、本館と新館ともに3階にあった。写真1に新館部分を東側(摺上川の対岸)から見たものを示す。また、4階の左側(南側)に本館4階が接続していた。
 
◆特集「タイル張り仕上げ外壁の診断と改修事例 その2」
◇石張り仕上げ外壁の診断と改修/坪内信朗(日本ビソー 株式会社)(7ページ)

 主な外壁石張りの種類と特徴を表-1に示す。かつては湿式工法が大半であったが、現在は乾式工法と石先付PC工法に移行している。ここでは、用いられることは少ないが診断や改修の対象となる工法も含め、取付概要(図-1)と併せて述べる。
 
◇打放しコンクリート仕上げ外壁/佐藤紀男(佐藤建築事務所)(8ページ)
 鉄筋コンクリート造建築物の外壁は、コンクリート躯体の保護および美観上の理由から、タイル張りあるいはモルタル塗り、塗装などの仕上げが施されている場合が多い。
 
 
 
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