特集「タイル張り仕上げ外壁の診断と改修事例 その1」

月刊「建築防災」
No. 396 2011/1月号
特集「タイル張り仕上げ外壁の診断と改修事例 その1」
 
※執筆者名の後の( )内の数字はその記事のページ数を表す。
 
◆防災随想
◇日本の耐震技術はガラパゴス技術か?/加藤博人((独)建築研究所)(1ページ)

 
◆特集「タイル張り仕上げ外壁の診断と改修事例 その1」
◇タイル張り仕上げ外壁の診断と改修事例について/坂本 功(東京大学名誉教授・建築防災編集委員会委員長)(2ページ)

 この特集では、外壁の診断に関する各種のマニュアル、診断事例や改修事例等を紹介する。外壁の点検に関するマニュアルについては、本稿でその策定経緯を、各記事でその詳しい内容を紹介する。
 
◇特殊建築物等定期調査業務基準(2008年改訂版)について/池田博文((財)日本建築防災協会業務部)(5ページ)
 本稿では、2008年4月1日施行の定期調査報告の主な見直し内容の概要と、定期調査報告における外装仕上げ材の調査方法等について紹介する。
 
◇タイル外壁及びモルタル塗り外壁 定期的診断マニュアル/加藤 健(公益社団法人 ロングライフビル推進協会)(3ページ)
 公益社団法人 ロングライフビル推進協会(以下、BELCA)※1が設立された平成元年の11月、北九州市の高層住宅で外壁タイルが剥落落下し2名が亡くなった。外壁タイルの落下事故は、その後も発生しており、平成22年には、那覇市の商業ビルで外壁タイルが落下し、5名が軽傷を負った例もある。
 
◇外壁の地震に対する安全性の評価方法・同解説/加藤 健(公益社団法人 ロングライフビル推進協会)(3ページ)
 平成7年に発生した阪神・淡路大震災や平成16年に発生した新潟県中越地震をはじめ、多くの地震時に、タイルや石、ガラス、モルタル等が外壁の仕上材が落下し、人命に危険を及ぼす非構造部材による被害が発生している。
 
◇外壁診断事例/中島修一(ダイケンエンジニアリング(株))(6ページ)
 “剥落による災害防止のためのタイル外壁、モルタル塗り外壁診断指針”による外壁の診断方法としては、①外観目視法、②打診法、③反発法及び④赤外線装置法が採用されている。但し、外観目視法、反発法及び赤外線装置法については、打診法と併用することとなっている。
 
◇外壁に関する改修工法/佐藤紀男(佐藤建築事務所)(8ページ)
 外壁は、雨水・熱・光・音などの劣化因子から内部空間を保護し、室内環境を保持しなければならないという基本的な性能と、第三者に対する剥落安全性、また用途によっては「建物の顔」という要素も含まれているため、多種多様な材料・構法(工法)などで構成されている。
 
◇タイル張り仕上げからモルタル塗り仕上げへの改修例/作中隆之((株)菱サ・ビルウェア横浜支店ビル管理部技術課)(3ページ)
 経年劣化による外壁仕上げ材の剥落事故が多く発生している。中には負傷者が出ている事例も少なくない。建物の維持管理状況を調査し、定期的に特定行政庁に報告する「定期報告制度」があり、これには外壁仕上げ材の劣化状況の報告も含まれるが、建物用途や規模によって報告の要否が異なる。
 
◇カバーリング工法の概要と改修事例/名知博司(清水建設(株)技術戦略室)(3ページ)
 建物の外壁は、しばしば「顔」に例えられる。これは、外壁が建物の象徴的な印象として、人の記憶に残るからであろう。赤レンガのビル、粗削りな石を用いた重厚な外観、透明で滑らかなガラス建築など、ファサードを構成する仕上げ材料やその色調・テクスチャーなどから、その印象が決まると考えられる。
 
 
 
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一般財団法人 日本建築防災協会 建築防災編集係
東京都港区虎ノ門2-3-20 虎ノ門YHKビル
電話:03-5512-6453 FAX:03-5512-6455
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