特集「木造住宅における耐震改修の費用」

月刊「建築防災」
No. 389 2010/6月号
特集「木造住宅における耐震改修の費用」
 
※執筆者名の後の( )内の数字はその記事のページ数を表す。
 
◆防災随想
◇現地調査の底ぢから/中埜良昭(東京大学生産技術研究所)(1ページ)

 
◆特集「木造住宅における耐震改修の費用」
◇木造住宅における耐震改修費用の実態調査/芳賀勇治、横田康宏((財)日本建築防災協会 企画調査部)(7ページ)

 近年、東南海・南海地震や東海地震等の大規模地震の発生について警鐘が鳴らされており、国民の財産・生命を守るためには既存木造住宅の耐震性を向上させることが緊急の課題となっている。
 
◇リーフレット「木造住宅の耐震改修の費用―耐震改修ってどのくらいかかるの?―」について/芳賀勇治、横田康宏((財)日本建築防災協会 企画調査部)(9ページ)
 リーフレット「木造住宅の耐震改修の費用―耐震改修ってどのくらいかかるの?―」をご紹介いたします。
 
◇木造住宅の耐震改修にかかる費用について/五十田 博(信州大学工学部)(6ページ)
 行政等による耐震改修に係わる諸々の補助事業などの取り組みを通じて、徐々に住宅の耐震性に関する意識は高まりつつあるものの、実際の耐震改修工事まで結びついているケースは、まだまだ少ないのが現状である。耐震改修の進まない原因のひとつに、工事にかかる費用がわからない、わかりにくい、さらに知り合いの業者がおらず受け取った見積書がいいのかわるいのかよくわからない、といった声をよく耳にする。もちろん阻害要因は費用の問題だけではなかろうが、とにかく費用がわかりにくいことは事実のようである。このわかりにくさの要因として、業種として定着していない新事業のため、価格設定が業者によってまばらであることもあげられる。
 
◆地震被害報告
◇2009年8月の駿河湾を震源とする地震による耐震補強された建物の挙動の調査/久保哲夫(東京大学大学院工学系研究科建築学専攻)、関松太郎((財)日本建築防災協会耐震改修支援センター)、太田 勤((株)堀江建築工学研究所、佐塚昌之((株)堀江建築工学研究所)(14ページ)

 昨2009年8月11日の早朝、午前5時7分頃に駿河湾を震源とする地震が発生した。本稿の執筆者(関東在住)はラジオより流された緊急地震速報の警報音をきき、その後数秒を経てからここ数年内において最も大きな揺れ(関東から近畿・北陸地方の範囲で震度4~3の揺れが観測された)を感じた。まず想定されていた東海地震の発生を思い描いたが、その後のTV等では大きな被害は生じていないことが報じられ、後刻に正式には想定東海地震とは発震のメカニズム等が異なることが気象庁より発表された。
 
◆寄稿
◇途上国のノンエンジニアド建物に関する現況調査及びシンポジウムの開催/岡崎健二(政策研究大学院大学 教授)(6ページ)

 今年1月12日に、ハイチで地震による大災害が発生し、20万人以上が犠牲となった。小さな国家なので、首都の崩壊がそのまま国家の機能不全につながったようである。この地震のマグニチュードは7.0であり、深度の浅い直下型地震とは言え、規模としては最大級の地震ではない。にもかかわらずこれだけの甚大な被害になったのは、建物の耐震性が低かったためである。
 
 
 

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