特集「SRC造建築物とSRC造建築物耐震診断基準」

月刊「建築防災」
No. 387 2010/4月号
特集「SRC造建築物とSRC造建築物耐震診断基準」
 
※執筆者名の後の( )内の数字はその記事のページ数を表す。
 
◆防災随想
◇SFPEの性能設計シンポジューム/笠原 勲(NPO法人日本防火技術者協会理事長)(1ページ)

 
◆特集「SRC造建築物とSRC造建築物耐震診断基準」
◇SRC構造の設計規準と構造設計の変遷/南 宏一(福山大学)(8ページ)

 阪神・淡路大震災におけるSRC造建物の被害状況は、その建物の設計あるいは施工された年代に強く依存し、かつ、日本建築学会の「鉄骨鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説」(以下、SRC規準)に基づく設計法(採用する鉄骨形式も含めて)に強い関連をもつと指摘することができるが、ここでは、図1に示すSRC規準の変遷と、その規準のもつ特色について概観する。
 
◇阪神・淡路大震災におけるSRC造建築物の被害と既存SRC造の耐震性/南 宏一(福山大学)(8ページ)
 1995年1月の阪神・淡路大震災による建築構造物の被害として特筆されるものの1つとして、SRC造建築物の被害を指摘することができる。その理由として、次の事項をあげることができる。
 
◇既存鉄骨鉄筋コンクリート造建築物の耐震診断基準・改修設計指針の歩み/宮内靖昌((株)竹中工務店技術研究所)(5ページ)
 本稿では、「既存鉄骨鉄筋コンクリート造建築物の耐震診断基準・同解説」(以下、SRC診断基準と略す)および「既存鉄骨鉄筋コンクリート造建築物の耐震改修設計指針・同解説」(以下、SRC改修指針と略す)がどのように発行・改訂されてきたか、その歩みを述べるとともに、各版の改訂の主旨および概要等を報告する。
 
◇2009年改訂 既存鉄骨鉄筋コンクリート造建築物の耐震診断基準の概要/益尾 潔((財)日本建築総合試験所)、勝俣英雄((株)大林組技術研究所)(8ページ)
 今回の改訂は、2001年改訂版「既存鉄筋コンクリート造建築物の耐震診断基準・同解説」(以下、RC診断基準と略す)との整合性を図ることを主な目的としたものであり、Is値を連続量で算定できるように、鉄骨曲げ強度比(sM0/M0)に応じて靱性指標などを定め、併せて新しい知見を取り入れている。本稿では、SRC診断基準の骨子である第3章「構造耐震指標Isの算定」3.2節~3.4節および【付則】1.柱の中で特筆すべき点について概説する。
 
◇2009年改訂版 既存鉄骨鉄筋コンクリート造建築物の耐震改修設計指針の概要/西田哲也(秋田県立大学)(6ページ)
 今回の改訂は、同時に発行された「既存鉄骨鉄筋コンクリート造建築物の耐震診断基準・同解説」との整合性を図り、1997年以降の新しい知見や実績のある工法を取り入れ、より確実な耐震改修が効率的に行われることを目的に行った。本稿では、SRC造建築物の耐震改修の概要とSRC耐震改修設計指針の改訂点について概説する。
 
◆災害報告
◇2009年12月伊豆半島東方沖群発地震被害調査(速報)/高橋典之(東京大学生産技術研究所 助教)、權淳日(東京大学大学院 工学系研究科)、中神宏昌(東京大学大学院 工学系研究科)(15ページ)

 2009年12月17日昼前から伊豆半島東部の伊東市沖周辺で小規模な地震が観測されるようになり、同17日23時45分頃にM5.0、同18日午前8時45分頃にM5.1の地震が発生し、それぞれ伊東市で震度5弱を観測した(図1および図2)。この地震による被害は、12月22日現在、負傷者7名、建物被害118件、道路被害17箇所、港湾施設被害1箇所、倒木1件である。
 
 
 

*情報交流制度にお申し込みいただいた方には、当協会の月刊誌である「建築防災」をお配りしています。

——————————————————————————————————————-

その他詳細につきましては、下記事務局までお問い合わせ下さい。
一般財団法人 日本建築防災協会 建築防災編集係
東京都港区虎ノ門2-3-20 虎ノ門YHKビル
電話:03-5512-6453 FAX:03-5512-6455
mail:kenbokyo@kenchiku-bosai.or.jp

 

バックナンバー