「火災報告」 「応急危険度判定模擬訓練」 「建築研究施設の紹介」

月刊「建築防災」
No. 386 2010/3月号
 
※執筆者名の後の( )内の数字はその記事のページ数を表す。
 
◆防災随想
◇防災公園について/小沼知道((株)URリンケージ)(2ページ)

 
◆火災報告
◇可燃性断熱材が急激な延焼拡大の要因となった火災/上山 繁(神戸市消防局予防課)(5ページ)

 2009年6月1日に神戸市内で発生した倉庫火災で、急激に拡大した火炎とその濃煙熱気に巻き込まれた消防職員1名が殉職するという事故が発生した。神戸市消防局では、学識経験者、市民代表、消防職員からなる事故調査委員会を立ち上げ、事故原因の究明にあたるとともに、再発防止策に関する提言をいただいた。
 
◇東京都大田区で発生した定温倉庫火災報告/東京消防庁予防部(5ページ)
 昨年6月に東京都大田区で発生した定温倉庫火災は、断熱材として使用されていたウレタンボードが延焼媒体となり、出火から短時間のうちに爆燃を起こした火災であった。東京消防庁では、この火災及び同月に神戸市東灘区で起こった定温倉庫火災の2件の事例を踏まえ、ウレタンボード及びサンドイッチパネルの燃焼実験を行った。これらの火災事例及び実験結果等から明らかになった問題点は、全国消防長会予防委員会で審議され、関連団体に協力要請を依頼する等、今後、各消防本部で全国的に防火対策を講じていく旨の議決を導くきっかけとなった。本稿では、この火災事例及び実験結果について報告する。
 
◆応急危険度判定模擬訓練
◇福島県における応急危険度判定模擬訓練の概要/白石英和(福島県土木部建築指導課)(4ページ)

 福島県では、平成19年度から判定士が被災現場で迅速かつ的確に判定活動を行うことができる能力を養成するため、解体予定の木造公営住宅を使用して模擬訓練を実施しており、また、開催市町村では判定実施本部としての訓練を併せて実施しております。
 
◇茨城県における応急危険度判定模擬訓練の概要/植木雅典(茨城県土木部都市局建築指導課)(4ページ)
 大規模な地震により被災した建築物は、その後の余震等による倒壊や建築物の部分の落下等により、人命に関わる二次的災害をもたらす危険がある。応急危険度判定とは、このような危険性をできる限り速やかに判定し、その結果を被災建築物の使用者等に情報提供することであり、被災建築物による人命に係る二次的災害を防止することを目的としている1)。

◇香川県被災建築物応急危険度判定模擬訓練について/上原 茂(香川県土木部建築課建築指導室)(2ページ)
 香川県では平成16年度から判定士に被災時の活動を実際に体験していただくために、解体予定の建築物を使用して模擬訓練を実施しており、平成20年度は三豊市内で下記のとおり実施しました。
 
◆建築研究施設の紹介
◇新耐火実験棟の概要/大橋宏和・長岡 勉・出口嘉一((株)竹中工務店技術研究所)(4ページ)

 新耐火実験棟は竹中工務店創立110周年記念事業として2009年8月に千葉県印西市の当社技術研究所敷地内に竣工した。当社技術研究所は1993年に東京都内より現在の千葉ニュータウンへ移転し、鉛直荷重10MNの多目的耐火炉、壁炉、ファニチャーカロリーメータ、コーンカロリーメータ等の実験装置を活用し、防耐火技術の向上にも寄与してきた。
 
◇清水建設技術研究所の免震建物/猿田正明(清水建設(株)技術研究所)(5ページ)
 清水建設技術研究所では、『技術のショールーム』として、開発した技術を敷地内の建物に積極的に採用してお客様に見学して頂いている。なかでも、ユニークな免震構造を採用した建物が5棟ある。各建物の免震構造を以下に示す。
 
 
 

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