特集「「はかる・調べる」 その1雨・水位をはかる」

月刊「建築防災」
No.372 2009/1月号
特集「「はかる・調べる」 その1雨・水位をはかる」

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◆防災随想
◇高層ビルの火災安全性と防火区画/平島岳夫(千葉大学大学院工学研究科)(1ページ)

◆特集「はかる・調べる」 その1 雨・水位をはかる
◇雨、雪に関する測定方法とその活用 2008年の夏季の局地豪雨について地球温暖化との関連は/富沢 勝(財団法人 日本気象協会 気象予報士・環境カウンセラー)(8ページ)

昔はビーカーに降った雨をためて、物差しでその高さを測る。その後は雨の溜まる高さに浮きを付けて、ペンを連動させて、用紙に記録する「自記式雨量計」で雨量観測をしていましたが、現在は「転倒ます型雨量計」で測定しています。その原理は以下のようになっています。

◇河川水位の観測方法及び河川情報の建築防災への活用/飯田進史、並木嘉男(パシフィックコンサルタンツ(株))(11ページ)
近年、地球温暖化によるものと懸念されている局所的な集中豪雨による被害が全国各地で発生している。
昨年7月28日には、石川県金沢市浅野川において大規模な水害が発生するとともに、兵庫県神戸市都賀川において突然の出水による水難事故が発生した。また、8月末豪雨では、愛知県岡崎市矢作川で時間雨量146.5ミリという記録的な豪雨により甚大な被害となったことは記憶に新しい。

◇小河内ダムにおける流入量予測とその活用/山本 孝(東京都水道局水運用センター)(5ページ)
都内を流れる多摩川の上流には、小河内ダム(奥多摩湖)がある。この小河内ダムは、東京都が建設し管理する我が国最大の水道専用ダム(有効貯水容量18,540万m3)であり、その集水域は多摩川全流域の約21%を占めている。水道専用ダムではあるが、多摩川上流に位置する唯一の大型ダムとして、洪水等の出水期対策にも配慮したダムの管理を行っている。このため、東京都では、小河内ダム流入量予測手法を開発し、独自に収集した小河内ダム上流域の降水量データを使って、ダム流入量を予測し洪水時におけるダム管理に活用している。ここでは、そのダム流入量予測手法について紹介する。

◇「雨を計る」-東京都下水道局における事例-/久野清人(東京都下水道局施設管理部施設管理課長)(5ページ)
「東京アメッシュ」は、東京都下水道局が運営する降雨情報システムである。インターネット(図1参照)や携帯電話からも広く一般に利用され、都内の雨の見張り番として重要な役割を担っている。本稿では、当局が担う雨水排除の使命を果たす上で、同システムの情報を、どのように活用しているかを、事例にて紹介するとともに、精度向上への取組について述べる。

◆寄稿
◇エレベーター発煙火災を端緒とした防火区画遮煙性能に関する調査研究について(その2 遮煙性能検証実験及びシミュレーション結果)/東京消防庁 予防部 予防課(5ページ)

本報では、「エレベーター発煙火災を端緒とした防火区画遮煙性能に関する調査研究について(その1概要)建築防災2008. 9」に引き続き、調査研究委員会で検討し実施された防火区画の遮煙性能検証実験及びシミュレーションの概要と結果について報告する。

◆行政ニュース
◇個室ビデオ店等に係る緊急点検の結果について/東京都都市整備局(2ページ)

平成20年10月1日に発生した大阪市浪速区の個室ビデオ店火災を受け、都内の各特定行政庁が行った緊急点検の結果(平成20年10月31日現在の状況)を取りまとめ国土交通省に報告しましたので、お知らせします。

◇個室ビデオ店等に対する立入検査の結果及び今後の対応等について/東京消防庁(4ページ)
本年10月1日に大阪市の個室ビデオ店で発生した火災を受け、東京消防庁は建築関係部局と連携し、管内の個室ビデオ店等を有する建物の“緊急立入検査”を実施しました。
当庁では、これまでも同種建物の立入検査を行い、違反指摘については厳しく是正指導を行っていますが、店舗や経営者が頻繁に入れ替わる業界の特性から、違反指摘を受け一度是正したにもかかわらず、再び違反を繰り返す等、関係者の防火意識の低さが懸念される状況です。

*情報交流制度にお申し込みいただいた方には、当協会の月刊誌である「建築防災」をお配りしています。

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一般財団法人 日本建築防災協会 建築防災編集係
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